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         ◆ 中国茶の基本レシピ ◆
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(1) 急須に茶葉を入れ、まず 80度ぐらいのお湯を入れて、すぐに
   そのお湯を捨ててください。(茶葉をさっと洗い流すような感じです)
   お湯を捨てるときに茶杯も、そのお湯で 洗い流すようにして温めます。 

(2)80度〜95度のお湯を急須に注ぎ、10秒〜120秒蒸らして茶杯に注ぎます。 

(3)同じリーフを使って、5杯目ぐらいまでは飲めます。 3杯目から蒸らし
   時間を少しずつ長めにとると味が落ちません。   


◆茶葉の分量について 

100cc(1ティーカップより少し少なめ)あたり2g(緑茶玉環の場合
50リーフ。ジャスミンの場合10粒)の茶葉を使ってください。 
香り、味が薄いと感じられた場合は茶葉の分量を少し増やしてください。

◆紅茶とは飲み方が違います

中国茶は1回につき100cc使います。その100ccを2つ〜3つの茶杯
(おちょこぐらいの大きさです)に分けて、数人で飲みます。同じ茶葉を使い、
これを数回繰り返します。 紅茶のような大きいティーカップでいっぺんに
飲むのではなく、日本酒を飲むように小さ目の茶器を使い少しずつ飲んで
いくような感じです。中国茶器も揃えられるとをお勧めしております。

◆蒸らし時間について 

最初の1杯目は10秒〜30秒(緑茶玉環は10秒ほど、菜莉龍珠は30秒ほど)
ぐらいで始めて、2杯目、3杯目となるにつれて蒸らし時間を20秒づつ
ぐらいだけ長くしてください。 

◆お湯の温度について 

お湯の温度が高いと苦くなるし、温度が低すぎるとお茶のうまみが出ません。
微妙です。 

◆蒸らし時間や分量などはお好みで 

中国茶の場合、蒸らし時間やリーフ分量などの数字には厳密ではありません。
お客様の一番好みの蒸らし時間、リーフ分量を見つけてください。 

◆中国茶の保存方法 

高温多湿な場所をさけて、冷暗なところで保存して下さい。食器棚などが
いいでしょう。保存は常温でも構いませんが、冷蔵庫の中で保存しても
いいでしょう。 

◆ジャスミン茶(菜莉龍珠)は別の方法で飲むこともできます。

最初、やや温度の低めの湯(大体80度前後)を注いで、じんわりと龍珠の茶葉が
開いてくるのを待ちます。そして適当な 濃さになったら、少し飲んでみます。
全部飲まずに1/3ほど飲んだら、湯を足します。これを繰り返せば、
何煎も楽しむことができます。 

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            ◆ 中国茶の楽しみ方 ◆
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 香港、中国に行って、いろんな茶商をめぐり思ったのは、
 中国茶はそんなに作法にはうるさくないこと。

 むしろ、その茶自体の香り、味のほうに重点を置いて、
 お茶を楽しんでいるような気がしました。

 日本の茶道とは違うらしい。


香港の街の茶商(小売もしているので誰でも入れます。香港を訪れた際
にはぜひ訪れてみてください。街のいたるところに見かけます)に入る
と、かならず、中国茶を試飲させてもらえるスペースがあります。

そこに常連さん達が座っていて、新しく入ってきた中国茶を飲みながら
「あーだ、こーだ」と楽しそうに中国茶談義をしている景色を見ること
ができます。


その中国茶の淹れ方ですが...

 紅茶よりも発酵度が低いので、お湯の温度は、80度〜95度に
 抑えます。特に緑茶の場合、高温に弱いので100度のお湯を使
 うことは禁物ですね。(紅茶のお湯は100度が最適)

 紅茶と違うのは、中国茶の場合、一度お湯をポットに注いだあと、
 すぐに、そのお湯を捨てて、茶葉を洗い流します。

 そのあと、2回目にポットにお湯を注いで、それが飲む1杯目に
 なります。少しずつ蒸らし時間を長くしながら、同じ茶葉を使い
 数杯飲めます。


この数杯を飲みながら、お茶について語り楽しみ合うのが香港流!

そう、この語り合いが中国茶の飲み方の大事な点で、
そんなにマナーなど気にしなくていいのですよ。

リラックスして中国茶を楽しみましょう!

以下、いちおうの中国茶の基本レシピを掲載しますが、あくまでも
基本ですので、蒸らし時間や茶葉の分量などは好みに応じて、
いろいろ変えてみてくださいネ。