イギリス ティーカップ

イギリス ティーカップ


紅茶大国イギリスには様々なティーカップがあります。

ティータイムを楽しく演出するそれらのティーカップは現在は陶磁器が一般的ですが、陶磁器も紅茶とともにアジアからヨーロッパに伝わったものなのです。

今回はイギリスのティーカップをテーマに、その歴史を紹介しましょう。


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紅茶とともに伝わった陶磁器


紅茶はもともと、中国で古くから栽培されていたチャノキから作られた飲み物です。

気候が適さないイギリスでは栽培が難しく、インドやスリランカなどで栽培しイギリスに運ばれました。

このようにもともとイギリスにはなかった飲み物ですから、それを頂くための器も茶葉同様に中国から多数輸入されました。

現在では中国茶を飲む器と紅茶を飲む器は見た目も機能も大きく異なりますが、その昔、紅茶がイギリスにもたらされて間もない頃は、中国茶器で紅茶を楽しんでいました。

中国茶器は今のティーカップのように口径が広くカップ自体は浅い形ではなく、取っ手がない聞香杯のような形や茶碗のような形が特徴です。

この中国茶器を参考に、陶磁器を作る技術が発展し、当時ヨーロッパの食器に一般的だった取っ手をつけたものが今のティーカップの原型になりました。


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ボーンチャイナ


イギリスでは、中国の陶磁器に近いものを作るため18世紀に牛の骨を原料とする食器を作る技術が生み出されました。

その食器をボーンチャイナと呼びます。

白色のティーカップは、紅茶を入れたときの水色を楽しむための重要なポイントです。

白色の粘土を使うことで白色の茶器を作ることが可能になりますが、ヨーロッパでは中国茶器に使われている白色の粘土が手に入らなかったため、牛の骨をかわりに使ったのがボーンチャイナです。

ボーンチャイナの材料の牛の骨は白色のティーカップを作ることができただけでなく鮮やかな色彩で絵柄をつけることが可能でした。

これが、現在のイギリスのティーカップの鮮やかで繊細な絵柄を生み出すことにつながったのです。


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イギリスのティーカップは花柄が多い


イギリスは、大航海時代に世界の様々な場所にプラントハンターと呼ばれる商業的に有用な植物を収集して研究するための人々を派遣しました。

プラントハンターは自国にない植物を栽培し、またイギリスに持ち帰り広めました。

それらの花々は、植物の多様性に乏しいイギリスで生まれ育った人々を魅了しました。

そして紅茶と時代を同じくしてイギリスに受け入れられたそれらの植物は、ティーカップの絵柄としても愛でられたのです。

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