キームン紅茶 メニュー
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温かい雰囲気のキームン茶商●写真左:キームン紅茶の茶商(実家がキームン紅茶の産地でキームン紅茶の茶農家) ●写真右:セレクトショップ店主/中野光崇 日本から飛行機で、上海まで来て、上海から飛行機を乗り換えて、キームン紅茶の産地がある安徽省の空港に向かいました。空港では、キームン紅茶の茶農家の方が迎えにきてくれて、とても温かい雰囲気でした。 空港に着いたのが夜の11時を過ぎていたのですが、そこから、中華レストランで宴会が始まりました。 お酒もたくさん飲んで、キームン紅茶の茶農家の方と仲良くなることができました。 キームン紅茶の取引では、現地の人と友達になると、よりいい品質のキームン紅茶を仕入れることができます。 一緒に、お酒を飲んだ後に、お店にいくと、店の奥から、これまで見たことがないほどの品質のいいキームン紅茶を出してくれることがあります。 お酒を仲良く酌み交わすことが、いいキームン紅茶を仕入れるための条件です。^^ |
キームン(祁門)に到着キームンは漢字では「祁門」と書きます。 この祁門の看板を見たときには、日本からはるばるやってきた感慨で、感動です (^o^)/ キームン紅茶好きにとっては、ものすごく価値ある看板です^^ 「やっと、ここまでやってきました!!!^^」 写真:セレクトショップ店主/中野光崇 |
キームン紅茶の茶畑に到着写真ように、キームン紅茶の茶畑は、自然の山に囲まれていました。自然の近い環境の中で、キームン紅茶がすくすくと育っていました。 自然に近い環境のほうが、天然の栄養成分なども多いため、より美味しいキームン紅茶に育ちます。 キームン紅茶の生産農家の方にとっては、自然に近い状態でお茶を育てるのは大変な作業ですが、そのほうが、紅茶はより美味しくなります。 写真:セレクトショップ店主/中野光崇 |
茶樹の拡大写真けっこう青々としていて、すごくエネルギーを含んでいて元気な感じです。 この元気な茶樹の葉が良質なキームン紅茶の味わいの元になっているのですね。 |
キームン紅茶の茶葉をかじる^^これが美味しかった〜!(^^) 茶葉をかむと、中から養分が多い青々した若々しい味がしました。 全く苦味がなかったです。 品質のいい茶葉は養分が多いので苦味がなく、若々しい栄養がある味がします。 現地の祁門(キームン)に行って、茶葉を食べてみて、品質の良さを実感しました! 写真:セレクトショップ店主/中野光崇 |
現地の人の温かさキームン紅茶は本当に自然が豊かな茶畑で創られていて、それだけにあれだけ豊かな味わいがある個性的キームン紅茶ができあがるのだなーと実感しました。 現地のキームンの茶農家の方や、茶商の方はとても温かい雰囲気でした。遠く、日本から来ても、全く心配することなく、一緒に安心してキームン紅茶の茶畑を見学することができました。 とてもいい人柄の方は、人柄が茶葉にでてきて、いい紅茶を作られます。 もう10年以上、キームン紅茶を同じ方から仕入れています。お互いに信頼関係を作って、キームン紅茶の直輸入をしております。 こちらの(キームン紅茶 産地訪問記 【全編】)では、 さらに詳しく、キームン紅茶の仕入れ旅日記を紹介しています。 |
製造方法 美味しさの秘訣キームン紅茶は、市販品と当店ものとは、全く味が違います。 市販品のキームン紅茶の多くは、木の枝などを燃やした煙をキームン紅茶につけることで、燻して、スモーキーな香りを人工的につけています。これは、もともとの茶葉の品質がよくなくて、茶葉自体に香りがないため、人工的に香りをつける方法です。 ほとんどの市販品のキームン紅茶は、このように作られますが、このような市販品はスモーキーな香りがして美味しく感じられません。 一方、 当店のキームン紅茶は、一切、木の枝などで、燻されていないキームン紅茶です。もともとの茶葉が新芽があって、上質なキームン紅茶を使っているので、もともとの茶葉に「上品な香り」がついています。 その上品な香りを大切にするため、一切、燻されることなく、天然の香りのままで製茶されます。 そのような上質なキームン紅茶はスモーキーな香りがなく、天然の茶葉の甘みを感じるキームン紅茶になっています。 |
キームン紅茶の製茶キームン紅茶の製茶の様子です。 写真は仕入先のキームン茶商の汪さんのお父さんです。 キームン紅茶の製茶は秘密に包まれている部分が多いので、実際の製造現場はなかなか見せてもらえません。 唯一、この写真で製造を確認することができました。 |
キームン紅茶 飲み頃の解説キームンは、紅茶の中で唯一 「長期保存」 ができる紅茶ですが、それについて現地の茶商の汪さんに聞いてみました。 写真左:キームン茶商の汪さん 写真右:セレクトショップ店主/中野光崇 中野: 「キームン紅茶は保存がきくと言われてますが、香りや味に変化がありますか?」 汪 : 「そうですね。 キームンは保存ができて、時間が経つほど、茶葉が熟成してきます。 中野: 「茶葉が熟成すると、味の変化はどうですか?」 汪 : 「新茶のときには、新茶ならでの香り高さがありますが、茶葉を6ヶ月以上保存すると、茶葉が熟成してきて、味わいにまろやかさが出てきます。」 中野: 「それは、長期保存すると、味が豊かになるということでしょうか?」 汪 : 「そうですね。」 本場での楽しみ方中野: 「本場では、どのようにして、キームンを買って楽しんでいるのですか?」 汪 : 「ここのお客さんは、まず、新茶のときにキームンを買うんです。 そして、まず、新茶のときに少し飲んで、新茶の香り高さを楽しみます。 そして後は、1ヶ月ごとに少しずつ飲んでいくと、茶葉が熟成して、味わいが豊かになる変化を楽しめます。 そのようにして、新茶の時に買って、1年かけて楽しめるのがキームン紅茶の特徴なのです。」 中野: 「保存するときの注意点はありますか?」 汪 : 「キームンの保存は、18度ぐらいがちょうどいいです。 ワインと同じような感覚で保存してください。 時間が経てば経つほど、味わいがマイルドになって、味わいが豊かになっていきます。」 |
見分け方のコツ超級とか、特級とか、見かけますが、品質の見分け方はどうしたらいいでしょうか。 キームンでは、公式な等級はいまのところありません。 そのため、「超級」とか「特級」とかは、お店の人が自分たちで決めて等級付けしています。第三者がチェックしたり、公式に認められている等級ではありませんので、他のお店の等級と比べることができません。 そのため、キームンの品質をチェックする場合は、等級ではなくて、「茶葉を自分の目で見て」判断するようにしてください。 一つの目安として、「茶葉が細く」かつ、「黄金色の新芽が多い」ことは、上質なキームン紅茶の証拠になります。 匂いで判断する方法茶葉の匂いをかいでみて、スモーキー(燻した)匂いがするものは、避けてください。 スモーキーな匂いがするものは、茶葉本来の品質が悪いので、木を燻して、茶葉に無理やり、スモーキーな香りをつけているので、よくありません。 茶葉の形で判断する方法茶葉の形を見て、より細いものを選んでください。より細いものは、春の早い時期に摘まれた、新芽が含まれています。 キームンの茶摘みは、3月から8月頃まで続きます。 3月のまだ涼しい時期に摘まれたキームンは、より細い新芽をしています。 3月に摘まれたキームンは、香りも味もよく、品質がいいキームンです。 5月以降の夏に摘まれたキームンは、茶葉が太くなっていて、味が大味であまりよくありません。 |
飲むお酒の量が重要なのか!?!キームンの良質なものは、とても生産量が少ないので、現地の茶商と仲良くならないと手に入りません。 中国にキームンを仕入れに行ったときには、まず、キームン出身の現地の茶商と会って、お茶を飲みながら、いろいろな話しをして、仲良くなります。 そして、夕飯時になると、必ず、夕食に誘われます。中国では、食事中にお酒をよく飲むのですが、量が半端ないぐらいに多いです。 中国で、「乾杯(カンペイ)!」というと、必ず、一気飲みして、お酒を飲み干さないといけません。 しかも飲むお酒がビールならまだいいのですが、白酒(バイジョー)という、アルコール40度ぐらいのお酒を一切薄めずに、コップに大量についで、そのお酒で乾杯して、飲み干します。 僕は日本人なので、まわりの茶商や茶農家の人と、それぞれ、1人づつ、合計8人ぐらいと乾杯していきます。 かなりのお酒の量です。 最後に、飲みすぎて、僕は酔いつぶれました (^^; |
でも、これだけ、現地のキームンの人とお酒を飲んで仲良くなると、翌日、お店に行ったときに、奥から、品質のいいキームン紅茶を出してくれます^^ 中国は、仕事のつきあいであっても、まず、友達関係になることが大事なので友達になってからでないと、いいお茶を取引することはできません。たくさんお酒を飲めば飲むほど、いいお茶が入手できます。^^ 詳しくは、キームン紅茶 仕入れ旅日記も、ぜひご覧ください。 |
●「キームン超級」は中国の紅茶でとても味わい深い、まろやかな紅茶です。
通常は松の木などで乾燥させるときに香りをつけるので、スモーキーな香りが特徴になるのですが、当店のキームンはいぶさず、キームン本来の美味しさを楽しんでいただけます。新芽も入っていてとても希少です。
キームンが得意でなかったお客様でも美味しいとおっしゃっていただいたこともあります。是非試してみてください。