ルイボスティー　輸入と通関

ルイボスティーの輸入には通関の手続が必要です。通関とは外国の商品を日本に入れるときに必要になってくる手続で、通関士という資格がありますが、資格がなくても手続きすることができ、食品の場合は、食品輸入届出書の提出が必要になってきます。

ルイボスティーの関税率は、３％です。関税とは外国から商品を輸入するときにかかる税金のことです。その率は、外国の会社に払う代金、つまり仕入れ代金に対してかかります。

例えば、100万円の仕入れだ金の商品を仕入れる場合は、３％の場合は３万円の関税を払います。それ以外に、消費税率が５％の場合なら消費税も５万円払います。

率は商品ごとによって変わります。紅茶の場合はインドなどの発展途上国から仕入れる場合は３％です。緑茶や烏龍茶は発展途上国から仕入れても10％以上の関税がかかります。緑茶と烏龍茶の率が高い理由ですが日本でも緑茶を生産されているので日本の産業を守るために率が高くなっています。

紅茶の場合は日本でほとんど生産されていないので、日本の産業を守る必要がないため、率が低いです。同様に、ルイボスティーも国内生産がなく国内の生産者がいないため、関税率が低く抑えられています。

2013年現在、TPPの交渉中ですが、もしかしたらルイボスティーもその対象になって、関税がなくなるかもしれません。しかし、もしなくなったとしても、元々あまりかかっていない輸入品なので、TPPの後に特別に値段が安くなる可能性は低いように思います。

牛肉や豚肉、小麦などは、TPP交渉によっては国内産業が打撃を受ける可能性が高いといわれていますが、最近では、生産者が無農薬の肥料や国産の飼料などで作物を育てて付加価値をつけている産物も増えてきました。

そのような産物の場合は外国産の商品に対して、消費者が価値を認めているので、国内産業が生き残る可能性が高いですし、同じ日本人として日本の生産者を応援したいと思います。