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ネパール 1998' 憧れの春編
紅茶御殿へ乗り込む!

遠い、遠い、神秘の国、ネパール。

日本人にはいまだ知られていない素晴らしい紅茶が... そこに.....

今回、取り引きをしたネパールのカトマンズ郊外にある紅茶専門店(THE TEA SHOP) 。

ネパールでは珍しく、このあたりにはTOYOTAの乗用車がたくさん駐車してあります。

地元の人にとっては宝石店や電器店の集まる高級店街です。 この紅茶専門店は25年も続いている老舗で、 地元のネパール人の間で人気高し。

高級レストランへも紅茶を卸しています。

この兄弟こそが今回、お世話になった紅茶商人の兄弟です。 写真左がお兄さんのAshwini Agrawalさん。写真右が弟のAshok Agrawalさん。

兄弟とも英語、ネパール語、ヒンドゥー語を使いわけ、東ネパールやダージリン から良質の紅茶だけを選んで仕入れてます。

この兄弟が紅茶の世界に入って、25年が過ぎました.... 紅茶を選ぶ舌は鍛え上げられています。

ネパールにいる間、毎日、この紅茶商人と会って、 紅茶の商談をしました。商談成立後、自宅に招いてもらいました。

これが彼らの自宅です。 この家にはさっきの写真の兄弟たち、4世帯で住んでいます。

地下には紅茶の貯蔵庫が あり、1階は紅茶を包装する工場になっていて、2階からうえが住居になっています。

これが、地下にある紅茶貯蔵庫です。

紅茶の風味を保つために暗室にされていて、 僕のフラッシュなしのデジタルカメラでは撮りずらかったです。 (懐中電灯で 照らしてもらいながら撮影しました。)

この暗室のなかには、いろんな種類の紅茶の木箱がありました。

これが ダージリンキャッスルトンの紅茶 の入った木箱です。

上の[FTGFOP]は紅茶のリーフの等級を表します。その下の[CHINA]は このリーフが伝統的な茶樹から摘まれた証拠です。

このリーフはダージリン紅茶特有のマスカットフレーバーという、 ほのかな甘い香りを放ちます。 世界の歴史が創りあげたこの紅茶。

「ネパールに茶園限定の高級紅茶が.... ぜひ、日本に持って帰って、この紅茶を 紹介したいものです。 」

世界の財産ともいえるほど、高貴あるれる紅茶です。

これは珍しい! ダージリン産の緑茶 です。一番上の[TGFOP]がリーフの等級です。

一番下の[CHAMONG]が生産された茶園を表します。真ん中に[PURE DARJEELING]と [GREEN TEA]が表記されているのが見えますか?

純粋なダージリン産です。残念ながら、日本でダージリン紅茶として売られているほとんどが、 純粋なダージリン産ではなく、スリランカ紅茶などとブレンドされているんです。

「ネパールには、こんなにも良い紅茶があるとは思いませんでしたが....」

他にも、ネパール産の紅茶など、日本ではお目にかかれない素晴らしい紅茶ばかりが、 この貯蔵庫に保管されていました。

さあ、それらの紅茶を厳しくテイスティング!

これがテイスティング(紅茶の味比べ)の様子です。このテイスティングのあとに 仕入れる紅茶を決めます。

テイスティングの時は何杯もの紅茶を試すために 実際に飲むのではなく、紅茶の香りと味を確認したあとは紅茶を吐き捨てねば なりません。(もったいない!)

最初は紅茶の美味しさに つられて、ついつい飲んでいましたが、途中で、その量の多さに飲めなくなってしまいました。

「ネパールで選んだ素晴らしい紅茶とともに日本に帰ります。」


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