ダージリン 季節
ダージリン紅茶の季節
ダージリン紅茶の茶園では、春・夏・秋と一年間に三回、紅茶の葉が摘まれます。
同じ産地でも、摘まれる季節によって、香り、味が全く異なったものに 仕上がります。
ここが紅茶の面白いところ。それぞれの季節の違いを楽しみましょう!
● ファーストフラッシュ FIRST FLUSH(春摘み)
春になり雨季の時期に入ると新芽が出始めます。この時期の後に採れる紅茶がファースト・フラッシュです。
外観は新芽らしく他の葉より淡い色をしています。味もクセがなく、香りも爽やかな感じがします。 「香りのファースト・フラッシュ」といわれています。
生産量が少なく、ゴールデンティップスが多く含まれているため、市場価格は高め。
● セカンドフラッシュ SECOND FLUSH(夏摘み)
このあと、少し間をあけて、セカンド・フラッシュが摘まれます。セカンド・フラッシュはコクがあります。 ダージリン地方で採れるセカンドフラッシュは「マスカットフレバー」と 呼ばれる独特の甘さがあります。 「味のセカンド・フラッシュ」といわれています。
マスカテルフレーバーとは、ダージリンのセカンドフラッシュだけに出てくる、独特の天然の甘みある味わいのことです。これは、世界でも、ダージリンの夏の紅茶のみ作ることができる貴重なものです。リーフの発酵(リーフが茶色になること)が絶妙であり、かつ、新芽があることが条件で、そのリーフの「天然の養分」が 「天然の甘み」を作り出します。
天然の甘みのため、砂糖のように強い甘みではなく、あくまで天然が作る「ほのかに感じる」「上品な甘み」なのです。セカンドフラッシュにだけ出せる味の特徴です。
● オータムナル AUTUMNAL(秋摘み)
そののち、秋に摘まれる葉がオータムミルと呼ばれて、味は強めで、少し渋くなります。 いかにも紅茶らしい紅茶になります。 このオータムナル独特の渋さを好んで飲む紅茶フリークの人も多くいます。
以上、ダージリン紅茶についての季節ごとの違いの解説でした。
・ 紅茶 入れ方
・ 紅茶 種類
・ 効能 効果
・ 紅茶 賞味期限
・ ダージリン 季節 (ファーストフラッシュ・セカンドフラッシュ・オータムナル)
・ ダージリン 等級
(C) 紅茶専門店 セレクトショップ