ミルクティー 作り方 レシピ
目 次
4 低温殺菌牛乳
5 ミルクの量
7 レシピのアレンジ
ミルクティー 入れ方
[1] アッサム紅茶などミルクティー向きの紅茶を使い、普通にストレートで淹れます。 (3gの茶葉を使い300ccのお湯で3分間蒸らす ストレートのレシピ参照)
[2] カップに入れたばかりに熱々の紅茶に少しだけ (1ティーカップの紅茶に8ccほどのミルク量) を加えます。
このときのミルクは冷蔵庫から取り出したばかりの冷えたままのもので構いません。
[3] ミルクの量は少しだけですので、紅茶が冷めることもなく、ちょうどいい飲みやすい温度になります。 手軽に作れるミルクティーをどうぞ!^^
ミルクティーには、低温殺菌のミルクを使ってください。 以下、その理由について詳細に書きます。
ミルクティー向き 茶葉
ミルクティーを作るために、紅茶(茶葉)選びも大事です。ミルクティーに合わない茶葉と合う茶葉をわかって、しっかりとした紅茶選びをしましょう。
●ミルクティーに合う アッサム紅茶CTC とは?
この紅茶は、アッサム紅茶を細かく砕いて丸めた茶葉です。 茶葉が細かいため、味が濃い紅茶がでやすいので、ミルクとバランスがとれるので、ミルクティー向けといえます。
これは主に、煮出すミルクティー(チャイ)用として使われます。
●ミルクティーに合う アッサム紅茶 リーフとは?
アッサム紅茶は、基本的に濃く入るものが多いので、ミルクティー向けです。
こちらの茶葉は、アッサム紅茶のフルリーフタイプ(元の茶葉が残っているもの)です。 写真の中に、黄金色に見える茶葉がありますが、これがゴールデンティップスと呼ばれる茶葉の新芽の部分です。
このゴールデンティップス(新芽)があると、紅茶にまろやかさや自然の甘みがでるので、ミルクティーにしても、まろやかで上品なミルクティーが出来上がります。
牛乳に負けないくらい濃厚に紅茶の味や香りが出る紅茶が、
ミルクティーにオススメです。
ミルクティーに合う紅茶として人気なのはインドのアッサム紅茶と、スリランカの紅茶が相性が良いと人気です。
牛乳をたっぷり入れて飲むミルクティーにしたい場合は、アッサム、ディンブラ、ルフナ紅茶がオススメです。
特にアッサムは甘みとコクのあるミルクティーになりますし、牛乳を沢山入れる場合の茶葉は細かいCTCのアッサムが適しています。 アッサムCTCは、チャイやロイヤルミルクティーに出来るくらい濃厚に味が出ます。
●ミルクティーに合う フレーバーティー
フレーバーティーでミルクティーに合う紅茶は、キャラメル、メープル、バニラなどの甘い香りのフレーバーティーがオススメです。 甘い香りのフレーバーティーは、砂糖が入っていなくても甘いものを飲んでいる気分になれるので、ダイエット中にも嬉しいです。
意外とあっさりしたフレーバーのアプリコットやカシスのフレーバーティーもミルクティーにしてみると合いました。 アプリコットやカシスの場合は香りが上品なので、その香りが消えてしまわないように牛乳はくれぐれも少なめにして下さい。
●ミルクティーに合わない 紅茶
また、香りを楽しむダージリンはあまりミルクティーには合いません。 せっかくのダージリンの青々とした爽やかな香りが牛乳で消えてしまうからです。 ただ、紅茶は嗜好品ですので、ダージリンをミルクティーにして飲むという方もいますし、お好みで色々試してみると良いと思います。
ミルクティーに最適な牛乳
ミルクティーに最適なのは、低温殺菌のミルクです。
左側が低温殺菌の牛乳
右側が通常の牛乳
見た目には、まったく違いがありません。 が、実際に飲んでみると、低温殺菌のほうが、よりクリーミーで、生クリームのような味わいがあり、ほのかな甘みがあります。 ミルクティーにすると、低温殺菌のほうが、ミルクの臭みがでていないので、ミルクのクリーミーさと牛乳がうまく調和されていて、美味しいミルクティーになっています。
・高温殺菌の牛乳(通常の牛乳) = くさみがあるので、ミルクティーには向かない (×) これでミルクティーを入れると、少し雑味がでる場合があります
・低温殺菌の牛乳 = クリーミーでマイルドなミルク、ミルクティーに最適です ^^ (○) 低温殺菌を使うと、なめらかでマイルドなミルクティーが出来上がります
日本で市販されている通常の牛乳は、高温殺菌(100度以上で数秒間)しているので、そのときのくさみ(こげ)が牛乳に残り、紅茶の味が邪魔されます。
低温殺菌のミルクはどこで買える?
低温殺菌のミルクは、スーパーでも置いてあるところと、ないところがあります。 京都のスーパーでは、2つに1つぐらいの割合で低温殺菌のミルクが売られています。
価格は、普通のミルクより1.5倍ぐらいして、賞味期限が短いのが特徴です。
低温殺菌牛乳
低温(60度前後)で殺菌された低温殺菌の牛乳は、賞味期限が短いですが、くさみがなくクリーミーな味で紅茶に適しています。 (スーパーでも売られています。低脂肪の牛乳ではなく、「低温」殺菌の牛乳です。)
低温殺菌の牛乳とそうでない牛乳で飲み比べてみると、違いがよりわかりやすいです。 テイスティングしましょう^^
ミルクティーにすると、よりクリーミーな感じがします。 スコーンによく合いそうなミルクティーができあがります。 低温殺菌を使うとマイルドで、よりなめらかな味わいにミルクティーになります。
*お客様からいただいた情報では、ヨーロッパでは75度で15秒ほど殺菌したミルクを使っているそうです。
そのため、60度で殺菌するミルクを低温ミルク。75度で殺菌するミルクを高温殺菌ミルク。100度以上で殺菌するミルクを超高温殺菌ミルクとそれぞれ呼ぶという情報をいただきました。 (05年10月24日追加記載)
なによりも、低い温度で殺菌されたミルクを使うことが美味しいミルクティーを作る第一歩ですね!^^
ミルクの量
お好みにもよりますが、1ティーカップ(約130cc)の紅茶に対して、8ccのミルクを加えます。
中央の写真が、ちょうどいいミルクティー色です。
通常は、ミルクを加えていきながら、色で判断していきます。 あくまでも、個人のお好みの量のミルクを入れてください。
ロイヤルミルクティーのレシピ
〜 いわゆる「煮出しミルクティー」について 〜
1. 作る予定の紅茶量の半分より少し多目の水を鍋で沸騰させます。
2. ちょうど沸騰したころに、アッサム紅茶(or スリランカ紅茶)を 入れます。(1ティーカップ分につき2.0〜2.5g。小さじ大盛り 1杯分)
3. リーフが開いて、成分が抽出されるのを待ちます。(弱火で約3分)
4. 3分たったら、弱火のままミルクを加えます。(作る紅茶の半分量)
5. 沸騰する少し前に火を止めて、鍋に蓋をして3分ほど蒸らします。
6. 3分蒸らしたら出来上がりです。蓋を開けると、ミルクと紅茶が香ばしく薫ってきます.....
(補足事項)
*リーフを鍋に入れたあとは、かき混ぜないようにして下さい。
*ミルクはできるだけ低温殺菌牛乳をご使用ください。
東毛乳業のミルクが紅茶専用として有名ですが、スーパーで
売っている低温殺菌牛乳でも充分、美味しく作れます。
レシピのアレンジ
ロイヤルミルクティーは、冬の寒い季節に飲みたくなります。 牛乳で濃厚に煮出したロイヤルミルクティーに少しだけ砂糖を入れて甘くして飲む飲み方が好きです。
1. ロイヤルミルクティーは、手鍋で作ります。 まず、鍋にお湯を沸かして沸騰したら紅茶の茶葉を入れてグラグラ煮出します。 ロイヤルミルクティーに向いている茶葉は、アッサム、ディンブラです。 アッサムとディンブラは、濃厚に抽出できる紅茶なので、牛乳に負けないくらいしっかりと濃厚に紅茶の味も味わえるのです。
2. 茶葉をグラグラ煮出したら、牛乳を加えて加熱します。 この時に、沸騰しないよう注意して下さい。 牛乳は沸騰すると膜が出来てしまうので、沸騰直前で火を止めます。
3. 出来上がったロイヤルミルクティーを茶漉しで漉しながらティーカップに注いで完成です。 お好みで砂糖を入れても良いです。
また、上品なロイヤルミルクティーを楽しみたい場合は、アールグレイ紅茶で作るのもオススメです。 アールグレイの柑橘系のベルガモットの薫りがふんわりと薫る、大人の上品なロイヤルミルクティーが楽しめます。 アールグレイで作る場合は、ベースの茶葉がミルクティー向きなウバ紅茶のアールグレイで作るのがオススメです。
ロイヤルミルクティーをアレンジして楽しむなら、シナモンや生姜を入れてみたり、バニラエッセンスを加えて甘い香りを引き立てるのも良いです。 また、ロイヤルミルクティーの上にウィンナーコーヒーのように生クリームをトッピングしたり、さらに生クリームの上からチョコソースをかけたり、バナナを飾ってみるのも楽しいです。 ちょっとの工夫でカフェのような豪華なアレンジティーが出来ます。
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